金糸の盗聴を防ぐ秘訣
火種の匣から取り出された秘密の書物。金糸盗聴を防ぐための元老院の経験談が記されている。

金糸の盗聴を防ぐ秘訣

近年、元老院の意図は「金糸」の盗聴によって露見することが多く、効果的な対策を見つける必要がある。


暗号
金糸は人の心を洞察し、情報を得られるが、万事が知られるわけではない。知っているということは、理解しているということではない。
ジェスチャー:両手を絹で包み、手のひらで文章を書き交わす。
合言葉:真の意図を何重にも覆い隠し、我々だけがその意味を読み取れるようにする。例えば「十年前の今日に、我々が会った場所では、今は箒が山ほど積んである」など。


裁断
千年前と比べて、金糸の権能は衰えたようだ。近頃、金糸の先端はますます衰えて硬直し、触れても気づかれない程度になっている……
毒殺:金糸が衰弱し、エンドモもさらに駆除しやすくなった。薬草を煎じ、くん蒸剤を作ることで、あの監視役の虫を効果的に駆除できる。
木のハサミ:モネータとサーシスの権能は相容れず、樹庭の枝を使って木のハサミを作ることで、感知される前に金糸を切断できるかもしれない。

かく乱
僭主がモネータ「浪漫」のタイタンの神権を行使することで、金糸は「美」に向かい、「醜」を遠ざける。
声:音楽は金糸を酔わせ、騒音は金糸の聴覚を乱す。先祖代々劇場で会議を行うのは、古くから伝わる有用な知恵だったのだ。
汚物:この手は実に使いやすいが、悪臭がするので、やや品に欠けている。慎重に使うべき。


……



以上の秘訣は秘密裏に読み、決して漏洩してはならない。
しかし、我々がこの秘密を記録した瞬間も、金糸に見つけられている可能性は否めない……