『ドリームメーカーアーカイブ』
過去のドリームメーカーたちの情報を記録したファイル。真の歴史は忘れ去られてはならない。

『ドリームメーカーアーカイブ』

検索キーワード:「夢追い時代」「カタルス」「ドリームメーカー」

数琥珀期の混乱と戦争を経て、ピノコニーは夢境開拓の第一歩を踏み出すことを選んだ。偉大なる建築家グラークスがピノコニーに招かれ、他の建築士とともに夢領域を安定させる方法を探した。
こうしてピノコニーは目まぐるしい発展の時代へと突入した——歴史上の「夢追い時代」である。

銀河各地の優秀な人材が「ドリームメイクプロジェクト」に魅了され、初期のドリームメーカーたちは様々な業界から集まった。彼らはカタルス家で団結し、夢境の建設のために数々の奇妙な構想を提案した。そのうちカタルス家当主グラークスは最も優秀なドリームメーカーたちを率いて現在のような12の夢境の雛形を建造した——この数名のドリームメーカーたちは敬意を込めて「折り紙のドリームメーカー」と呼ばれる。彼らの作品は現在までピノコニーの夢境に残されている。


ジョーイ
デザイン作品:「ホテル・レバリー」、「オアシスの刻」
もともとは著名な星間建築デザイナーで、イプシロン星系出身の芸術家系出身。作品は見た目の曲線と美しさ、そこにある芸術的な表現を強調している。
代表作であるホテル・レバリーの設計は盗作の疑いがある。原告側は証拠不足で敗訴した。だが、ジョーイの名声もガタ落ちした。
ホテル・レバリーの真の設計者であり、カタルス家のためにドリームメイクのための人材を探している優しいドリームメイク学者でもある。
夢境を開拓していた時に記憶域ミームと遭遇し、亡くなった。


フォーン
デザイン作品:「黄金の刻」、「金箔の刻」
「スターピースカンパニー」の技術開発部のチームリーダーだったが、爆破実験のせいでクビになった後にカタルス家に加わった。
狂った発明家。代表的な発明は、破壊性夢境開拓装置「フォーン三世」である。重大な安全上のリスクがあったため、使用が廃止された。
傲慢な天才発明家で、グラークス教授の熱狂的なファン。彼の作品は実用的ではないが、目立つことに間違いはない。
ドリームメイク関連の研究開発実験中に失踪し、行方不明。


バロー
デザイン作品:「星辰の刻」、「静謐の刻」
元は民間の建築デザイナーだったが、グラークス教授に誘われてカタルスのドリームメーカーになった。その作品は型にはまらず、巧みなオリジナリティと高い安全性を同時に実現する。
後に建築事故の疑いのある辺境の監獄の囚人であることが明らかになり、ハウンド家により「静謐の刻」に投獄された。
オーク家による公正な裁判の末、過去の罪に相応の罰が与えられた。
刑期が終わる前にこの世を去った。


フィッシャー
デザイン作品:「黎明の刻」「太陽の刻」
元博識学会メンバー。グラークス教授と共にピノコニーにやってきて、後にカタルス家当主、折り紙大学ドリームメイク学部学部長を引き継いだ。
在任中は十二の刻の夢境建設に尽力し、ドリームメーカーの労働における権益保護のための様々な法整備を進めた。
折り紙大学のオフィスで突然発病しこの世を去った。