ボブが残した資料(B面)

ボブが残した資料(B面)

ピンポーン!若き後継者よ、後半の手がかりを見つけたね。おめでとう。もちろん、君がこっちを先に見つけた可能性もある。でも僕は面倒くさがりだから、君はもうタタリアンで起きたことを知っている、という前提で話を進めるよ。少し忠告を。厄介事に巻き込まれたくないなら、この紙は破り捨ててもいい。燃やしてしまっても構わない。でも、この資料を見つけた段階で、きっと僕の戦いはもう失敗しているはずだ。もし君が正義を求めるなら、引き継ぎを頼みたい。太陽の光が千星シティじゅうに差し込む、その日まで。

タタリアンを消耗品として使ったこの実験を、いったい誰が仕切っていたのか。僕はどうしても知りたい。

人材奨励部と技術開発部はどちらもかなり怪しいけど、動機が明白すぎて逆に引っかかる。この2つの部門なら、目的達成のためにもっと乱暴で、露骨に問題になりそうな手段も使えたはずだ。ただ、この実験の裏にまた別の黒幕がいるなら話は別だ。

千星シティで長く暮らしてきた経験から、僕が真っ先に思い浮かべたのは、悪事の限りを尽くすあのオスワルドのことだった。確かに、あの戦艦は市場開拓部の所属だ。彼ならスタッフの生死なんて気にしないだろう。陰謀論だけでは事件は解決できない。でも、少しだけ運が味方した。各部門の膨大な公開財務諸表の中から、僕はタタリアンが受け取った謎の支援金とぴったり一致するものを見つけた。名目は「福利援助」だ。

でも…どうして彼なんだ?わからない。直接会えば答えが出るかもしれない。でも、真実を知った瞬間が、僕の死ぬ瞬間になるだろう。

子どもの頃を思い出す。初めてスクリーンにボサ頭探偵が現れ、悪党を倒し、正義を貫く姿を見た時、僕はただその姿をかっこいいと感じた。でも大人になってノーモンタワーを見上げるようになり、その華やかな闇の裏にある醜さを知った。そこで初めて、ボサ頭探偵の理想がどれほど脆いものかを理解した。だから、僕は彼に会いに行く。死者の無念を晴らすために。

探偵の心得第5条。悪を恐れてはいけない。むしろ、悪のほうが君を恐れるべきだ。

追伸:ここまで読んだ君は、本当の黒幕が誰なのか気になっているはずだ。『ボサ頭チーム事件簿』の謎解きゲームを覚えているか?2枚の紙を重ねれば、隠された答えが見えてくる。最後に忠告しておく。1度その名前を見たら、もう後戻りはできない。

あと、あの仙舟料理の店は本当に美味しいから、ぜひ友人を連れていくといい。