幻朧の箴言
「幻朧」という絶滅大君が残した箴言。
幻朧の箴言
「幻朧」という絶滅大君がここに残した箴言:
ふふ、お主なら見えるであろう。言ってごらん、妾が来たのは、何を望んだからだと思う?
天才の首がその創造者の手によって壊されたこと…?
空虚の王笏が新たな神の寵愛を手に入れたこと…?
新生した大君が銀河に壊滅の栄光を降り注がせること…?
——実に悦ばしい展開ではないか!
然れど妾が気にするのはそれではない、あるいは、それだけではない。
ある同僚の戴冠、あるいは殞落、それほど重要なものか?
妾が望んだのは、「開拓」がもたらす見応えのある余興よ。
この宇宙に生きる衆生、舞台に演じている幻戯のようなもの――波乱万丈でこそ、風情がある。そうだろう?