古代クレムノス語の石板
モーディスの翻訳を経てようやく理解できる古代クレムノス語の石板。遥か昔、クレムノスで練られたオクヘイマへの潜入と襲撃計画が記されている。

古代クレムノス語の石板

…暗黒の潮は謎の敵ではあるが、うまく利用すれば、我らの宿敵に対抗する武器となり得る。

侵入者に汚染された眷属を運搬させる。具体的には、眷属を特殊な土で覆い、大地獣キャラバンの荷物に紛れ込ませ、機を見計らってオクヘイマまで密輸させる。オクヘイマへの潜入に成功したのち、隠匿の刻に人を遣わせ、眷属を都市の各所に隠す。数日もすれば、土が自然と剥がれ落ち、眷属の汚れた息吹がオクヘイマ全体に広がるだろう。

そうなれば、オクヘイマ側は汚染源を探し出すために多くの人手を割くはずだ。我々はその混乱に乗じて決定的な一手を放つ——クレムノス中の英霊のマシュケーを集めた後、天罰の鋒をオクヘイマに向け、紛争の剣で都市国家を貫く。そして大軍で攻め入りオクヘイマを制圧するのだ——待ち望んだ歴史的勝利を、ついに我らの手に収めることができるだろう。