学生法廷・調査結果のお知らせ
最近学生の間で話題となっている「同舟会」に関して、ついに公表された調査結果。
学生法廷・調査結果のお知らせ
案件番号:
1000HEZ058
担当者
学生法廷-学生事務法庭-裁判官 アイリーナ
結果:
内容に事実がないため、訴えを棄却する
学生法廷の返答内容:
親愛なるヘルツさんへ
お世話になっております。
学生法廷に対する信頼と辛抱強さに感謝いたします。まず、過去57回の返答がなかったことについて深くお詫び申し上げますが、理由を説明させてください。あなたの請願書には、未確認またはすでに否定された情報が大量に含まれており、「学生法廷請願規約」を守っていなかったため、受理を拒否しました。
最近のスフェロイドレースの事件と「同舟会」の陰謀論について学内での議論が増え、関係する学生や教職員に不要な戸惑いをもたらしているため、学生法廷はこの機会に関連事件の調査結果を公表することとしました。
1. 調査の結果、プレマさんが先月取得した「学部トップレーサー」の出場資格は折り紙大学スフェロイドレース(グラークス杯)の出場規則の基準を満たしており、いかなる形式の違反行為も存在しませんでした。
2. 多方面からの調査の結果、現時点で「同舟会」の存在を示す証拠は学内から一切発見されていません。さかのぼって調べた結果、この言説は『ピノコニーの未解決ミステリー』第23号に掲載された記事「16人の当主は全員同舟会のメンバーか?謎の組織の真の目的とは一体何か?」で初めて登場したことが分かりました。この刊行物は長年にわたり多くの不正確な情報を含んでおり、学生法廷は「同舟会」理論を典型的な陰謀論と見なしています。
約██年前、グラークス学長が学内にでスフェロイド競技会を導入し、この大会を通じて学部間の交流と友情を促進し、競争の中で学生たちがさらなる高みを目指すことを期待しました。長年にわたり、学内スフェロイドレース実行委員会はグラークス学長の理念を守り続けており、競技がいずれかの学生、学部、組織に有利になるような公平性の喪失はありませんでした。この大会はこれまでに数百回開催されており、グラークス杯は今も大学スフェロイド競技会の最高の栄誉とされています。そのことも学内の教職員と学生がその公平性を高く評価していることを示しているでしょう。
また、学部を横断した協力は学内スフェロイドレースの歴史において珍しいことではなく、グラークス学長がこの大会を創設した当初の目的と一致しています。多くの教職員や学生が不正行為の発生を監視し続けることは歓迎しますが、恥ずべき点のないスポーツ精神を持つ選手たちに対しては最低限のリスペクトをお願いしたいと考えています。
学生事務法庭 裁判官 アイリーナ
折り紙大学学生法廷はすべての判決に対して最終的な解釈権を有します