送ることのできなかった樹庭の定期報告書
神悟の樹庭からオクヘイマへの定期通信文。暗黒の潮による襲撃のせいで、すぐに送ることができなかった。

送ることのできなかった樹庭の定期報告書

聖都の隣人へ:
        これは光歴4931年2度目の通信である。
・成果報告
・予算請求
・物資の要請
・その他

成果報告
1. 蓮食学派
「暗黒の潮の侵蝕に抵抗する薬草」という課題については顕著な進展なし。
新型の改良穀物品種の生産量が800%アップした。

2. 山羊学派
キメラ用の新型回復薬の開発に成功。実験では四半期ごとに1回投与すると、平均で作業効率が87%(±6%、個体差あり)上がった。
長期報告:「ディアディクティオを離れて3年後、彼の体に起きた変化」

3.赤陶学派
研究報告:視野の色が感情に与える影響(詳細は別紙参照)
研究報告:芸術の最小単位

4. 結縄学派
研究報告:情報の暗号化および暗号解読方法の更新
研究報告:フラクタル構造から広がる思考——我々はすべてを予測できるのか?

5. 礼拝学派
複数の信仰を持つ者向けの祭具は今もなお開発中。災厄のタイタンに関するものは後回しで対応。

6. 牽石学派
我々の成果はこの報告書を届ける使者となる。彼は二日以内に樹庭からオクヘイマまで駆け抜ける。見届けてもらいたい。

7. 知種学派
報告事項なし。

予算請求
通常予算 30000000
新規課題の助成予算 5000000
使者の報酬 5420
作成費用(文字数で計算) 40.1
合計:
テミス 35005460.1
計算上の困難がある場合は、小数点以下「.1」は切り捨て可。

物資の要請
空いている石板×5000
伝言の石板×1(著しく損傷)
種の保存庫の最新情報(写し)

その他                                                                                                                    
樹庭としては山の民を数名雇用し、簡単な警備を任せたい。衣食住はこちらで手配する。

以上、サーシスのご加護がいつまでもあらんことを。
 ——神悟の樹庭学者一同