スターピースカンパニー「戦略投資部」の高級幹部。「十の石心」の1人で、「貸付の翡翠」という基石を所持している。 冷たく優雅な貸金屋で、人の心を読むことが得意。個人の趣味で「ポーンショップヒスイ」を経営している。 価値あるものを手に入れるためなら、辛抱強く待つことも厭わない。何も持っていないように見える顧客から「価値」を搾取することに長けている。
拡散攻撃 | Energy Gen 20 | Break 30 + 15/adjacent
指定した敵単体にジェイドの攻撃力45%分の量子属性ダメージを与え、隣接する敵にジェイドの攻撃力15%分の量子属性ダメージを与える。
サポート | Energy Gen 30
指定した味方単体を「債権回収者」状態にし、その味方の速度+30、3ターン継続。
「債権回収者」状態の味方単体が攻撃を行った後、命中した敵にジェイドの攻撃力15%分の量子属性付加ダメージを1回与え、その味方のHPを最大HP2%分消費する。残りHPが足りない場合、その味方の残りHPが1になる。
ジェイドが「債権回収者」状態の時、ジェイドは速度アップ効果を獲得せず、攻撃を行った後にHPを消費しない。
フィールド上に「債権回収者」状態の味方が存在する時、ジェイドは戦闘スキルを発動できない。ジェイドのターンが回ってくるたびに、「債権回収者」状態の継続時間-1ターン。
Lv.1欲望の淵での地獄の契り
全体攻撃 | 消費EP 140 / Gen 5 | Break 60/hit
敵全体にジェイドの攻撃力120%分の量子属性ダメージを与える。ジェイドの天賦の追加攻撃を強化し、追加攻撃のダメージ倍率+40%、この強化追加攻撃は2回まで発動できる。
全体攻撃 | Energy Gen 10 | Break 30/hit
ジェイドまたは「債権回収者」状態の味方が攻撃を行った後、命中した敵1体につき、チャージを1獲得する。チャージが8に到達した後、チャージを8消費して追加攻撃を1回行い、敵全体にジェイドの攻撃力60%分の量子属性ダメージを与える。この追加攻撃はチャージを獲得しない。
ジェイドが天賦の追加攻撃を行う時、即座に「質草」を5層獲得する。「質草」1層につき、会心ダメージ+1.2%、最大で50層累積できる。
妨害
秘技を使用した後、一定範囲内の敵を10秒間の「盲従」状態にする。「盲従」状態の敵は味方を攻撃しない。「盲従」状態の敵を先制攻撃すると、すべての「盲従」状態の敵と戦闘に入る。戦闘開始後、敵全体にジェイドの攻撃力50%分の量子属性ダメージを与え、「質草」を15層獲得する。
敵が戦闘に入る時、ジェイドは「質草」を1層獲得する。「債権回収者」状態の味方のターンが回ってくる時、ジェイドは「質草」を3層獲得する。
A2
「質草」1層につき、ジェイドの攻撃力+0.5%。
A6
1無私?
それは交渉次第
ジェイドの天賦による追加攻撃ダメージ+32%。「債権回収者」状態の味方キャラが攻撃を行い、命中した敵の数が2体/1体の時、ジェイドはチャージを追加で1/2獲得する。
2道徳?
謹んで捺印
「質草」が15層以上の時、ジェイドの会心率+18%。
3率直?
質入れを待つのみ
戦闘スキルのLv.+2、最大Lv.15まで。天賦のLv.+2、最大Lv.15まで。
4誠実?
契約に従っただけ
必殺技を発動する時、ジェイドの与えるダメージが敵の防御力を12%無視する、3ターン継続。
5希望?
すでに売り渡し済み
必殺技のLv.+2、最大Lv.15まで。通常攻撃のLv.+1、最大Lv.10まで。
6公平?
なおも担保が必須
フィールド上に「債権回収者」状態のキャラがいる時、ジェイドの量子属性耐性貫通+20%。同時にジェイドも「債権回収者」状態を獲得する。
キャラクター詳細
スターピースカンパニー「戦略投資部」の高級幹部。「十の石心」の1人、「貸付の翡翠」という基石を所持している。
冷たく優雅な貸金屋で、人の心を読むことが得意。しばしば質入れと契約によって敵に代価を支払わせ、カンパニーのために利益を得ている。
より価値の高いものを手に入れるためなら、その頭脳で策略を巡らせ、何も持っていないように見える顧客から価値を搾り取ることも厭わない。
ストーリー・1
キャラLv.20で解放
銀鎖星系、ここに今、数百琥珀紀に一度のイオン嵐が迫っている。若いセレブの女性はバルコニーに立ち、奇妙な色に染まった遠くの空を見つめていた。
「お嬢様、そろそろ行きましょう。カロ様が宇宙船をチャーターしてくださいました。バスヴィア星港に避難しなければ……」
「銀鎖星の人々は…まだ知らされていないの?」
「混乱を避けるためです、やむを得ません」
「…あなたたちは行ってちょうだい。私は残って、あの女性に助けを求めに行くわ」
「しかし、イオン嵐が来ればお嬢様の財産が破壊されてしまいます……」
「この世には価格では測れないものもあるの。たとえば…優しさとか命とかね」
年配の執事は深い溜め息をついた。
若いセレブの女性は質屋に足を踏み入れた。
「『ポーンショップヒスイ』へようこそ。今日は何を求めて来たのかしら?」
カーテンの奥から聞こえてきたのは、聞き慣れない優雅な声だ。
「善良なお嬢さん、あなたの悩みは銀鎖星系の災厄と同じくらい重いようね」
その声の主は影の中に座っているが、暖かい光を放っている。セレブの女性は不安そうに顔を上げた。
「その災厄こそがここに来た理由よ。希望を…交換してもらいたいの」
「銀鎖星を救う希望…そのためにどれだけのものを支払えるの?」
「『海の夢』、『聖なる血』、『世紀の宝』…これらの宝石はどれも、小惑星の所有権と交換できるほどの価値があるわ……」
「その程度では遠く及ばないことくらい、わかっているでしょう」
「銀鎖星系の鉱山の3分の1の借用権。期限は…永遠」
「誠意は感じられるけど、まだ足りないわね」
「でも、他に渡せるものなんて……」
「この世のものなら何でも取引に使えるって言ったら…あなたは信じるかしら?」
暗闇から白く、細い手が伸びてきた。
女性は思わず顔を上げる。彼女の瞳の中には、消えかかっていた光が再び灯り始めていた。
「銀鎖星系の平和をあげる。その代価として…あなたのすべてを貰うわ」
「あなたは銀鎖星系におけるカンパニーの代理人となって、これから常に、すべての行動で琥珀の王の偉業に貢献するの……」
「人生最後の瞬間までね」
ストーリー・2
キャラLv.40で解放
「銀鎖星系は正式にカンパニーの貿易の版図に組み込まれた。来期の利益は47%増加する見込みよ」
豪華な会議室で、3人の「P46」が円卓を囲んでいる。
「あの場所はイオン嵐によって破壊されるべきだ。それが一番簡単で手っ取り早いだろう」
そう言った男性はじっと窓の外を見つめている。ピアポイントの黄昏は赤紫色で、立ち並ぶビルがオパールのような虹色の光を反射していた。
「わたくしの意見はまったく逆ですわ。自ら滅びゆく獲物に…一体何の楽しみがあるというのですか?」
円卓の反対側に座る女性は、手に持ったグラスを軽く揺らした。それは血のように赤い色をしている。
「あなたたちと違って、私はただの商人なの」
ジェイドは立ち上がると、微笑みながら発言を終えた。彼女はこの結果を知っていたのだ——この部屋にいる3人が合意することなど、絶対にありえないと。
「私が得意なのは、取引の中で一番重要な投資が現れるのを待つことだけ」
「絶望の淵にいる人たちは、自分の欲望を満たすために喜んですべてを差し出すわ。逆に言えば、その欲望が彼らに比類のない力を与えるの」
「見なさい。ずっとカンパニーに抗ってきた銀鎖星系も、今では『戦略投資部』の頼れる盟友になった」
「だから期待していてちょうだい。今日我々が種を蒔くのは、明日の収穫のために他ならないのだから」
ストーリー・3
キャラLv.60で解放
辺境星系では、「絶望に陥った時は、すべてを捨てる覚悟でスターピースカンパニーに懇願するといい。運がよければ、来るものを拒まない貸金屋が現れるだろう」と言われている。
「『ポーンショップヒスイ』へようこそ。今日は何を求めて来たのかしら?」
彼女はこの挨拶を繰り返しながら、星の数ほどの欲望が自分に流れてくる時を待っている。
美しい踊り子が美を永遠に保つ可能性を求めた時、彼女は寿命の一部と引き換えに、博識学会の門を開いてやった。その踊り子はポーンショップヒスイに通い詰め、何度も何度も青春を取り戻したが、途中、一時的に店に来なくなった時期があるという。そして年を重ねると、踊り子はまた店に通うようになった。しかしある日、彼女は両手で顔を覆って店を後にしたまま、二度と戻ってこなかったのである。
亡国の軍人は自分のすべての感情を質に入れ、代わりに復讐の可能性を手に入れた。あらゆる悲しみと怒りを失った彼は、戦争マシンと化したという。かつての敵はことごとく打ち滅ぼされたが、最後は彼も過去に囚われてしまい、焦土だけが残され――それらの地は後に、カンパニーの領地となった。
また、自分たちの記憶と引き換えに、純粋に富だけを手に入れたバウェル人の夫婦もいる。彼らは人生のさまざまな節目にポーンショップヒスイを訪れ、金銭、地位、名誉などを交換していった…その記憶が空になるまで。彼らが幸せな一生を送ることができたのは間違いないが、最後にはすべてを忘れてしまったのだ。
「ポーンショップヒスイ」では、どんなものでも質草にできると言われている。一文無しだろうと成り上がるチャンスはあるのだ。
「何が慈善事業…!あの女は悪魔よ!魂を集めるのが好きな悪魔よ!」
「いいか、あの女とは一切口を利くな。さもないと、何もかも失うことになるぞ……」
「あのレディ・ヒスイのことを言ってるの?そんなはずないわ。だって彼女の助けがなければ、私の故郷はとっくに植民地になってたんだから」
……
彼女は星間に流れる自分の噂を聞いても気にしない。
「善悪の違いは人の考え方に依存する」
「小さな欲望は一度火が着くと、どんどん燃え広がっていくの。『ポーンショップヒスイ』がしているのは…ただ待ち、収穫することだけ」
彼女はコレクションを1つずつ数えていく。それはどれも欲望の灰燼に過ぎない。
ストーリー・4
キャラLv.80で解放
その日、また2人の若者が店の門を叩いた。すると音もなく扉が開き、微かに煙が漂う部屋の中、彼女は天秤で質草を量る手を止め、2人の来訪者に茶を出した。
「予想通り、オパールはピノコニーの案件をあなたに任せることにしたのね。でも…新しい味方ができたみたいでよかったじゃない」
彼女は彼らに座るよう手で案内したが、豪華な椅子には前の客の温もりがまだ残っていた。
「ピノコニーの不良債権を回収するために、何が必要なのかしら?」
「君の基石だよ」青年は彼女の目を真っ直ぐに見つめる。
「そんな要求をされるのは初めてだわ。それで、代わりに何を差し出すつもりなの?」彼女は微笑みながら言った。
「私たちの基石です」女性が答える。
「それと僕の命も。ピノコニーで突破口を開くには、これしか選択肢がないんだ」青年の底知れない瞳がきらりと輝いた。
2人と目が合った瞬間、過去の出来事が一瞬のうちに浮かび上がっては消えていき、最後、それは彼らと初めて出会った場面で止まった。
彼女は小さく溜め息をついて、ピノコニーのミニチュアモデルを天秤の片側に置いた。
「私たちはそれぞれ異なる出自を持ち、それぞれ帰するところがある」
黄玉が天秤のもう一方に置かれた。
「この共に歩む道のりは長くもあり、短くもある…でも終点に辿り着かない限り、結んだ契約は履行しなければならないの」
さらに、砂金石が置かれる。
「この世に価値のないものなんて存在しない。あらゆるものは価値が計られ、担保に入れられ、取引に使われる……」
最後に翡翠が置かれた瞬間、天秤は完全に傾いて倒れてしまった――
「さあ、これらを使って、ピノコニーの未来を手に入れてきなさい」