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星と月を彩り、万物を描き、そして忘れられた文明の遺産を再び輝かせる。 芸術の解析をきっかけに生まれた彼女は美の極致を追い求め、しかしその根底にある「存護」の色を決して失くさない。 洗礼を経た彼女が手にするのは、果たしてどんな「パール」だろうか?
パール
愉悦
ゆえつ
氷
詳細
戦闘スキル
軌跡
星魂
ストーリー
Lv.
1/20
HP
163
攻撃力
63
防御力
99
速度
99
挑発
100
0
0
0
0
0
Add to Planner
星と月を彩り、万物を描き、そして忘れられた文明の遺産を再び輝かせる。 芸術の解析をきっかけに生まれた彼女は美の極致を追い求め、しかしその根底にある「存護」の色を決して失くさない。 洗礼を経た彼女が手にするのは、果たしてどんな「パール」だろうか?
通常攻撃
Lv.1
筆運
ふではこ
び・
断流臨模
だんりゅうりんも
単体攻撃 | Energy Gen
20
| Break
30
指定した敵単体にパールの防御力
45
%
分の
氷
属性ダメージを与える。
「
筆運
ふではこ
び・
星月
ほしづき
の
幻造
げんぞう
」
全体攻撃 | Energy Gen
30
| Break
90/hit
敵全体にパールの防御力
50
%
分の
氷
属性ダメージを与え、味方全体のHPをパールの防御力
4
%
+
80
回復する。さらに、残りHPの割合が最も低い味方のHPをパールの防御力
4
%
+
80
回復する。「
爆笑の褒美
」を持っている場合、追加で
10
%
分の
氷
属性の
愉悦ダメージ
を与える。
「
筆運
ふではこ
び・
波頭描
はとうえが
き」
全体攻撃 | Energy Gen
30
| Break
90/hit
敵全体にパールの防御力
50
%
分の
氷
属性ダメージを与え、味方全体のHPをパールの防御力
4
%
+
80
回復する。さらに、残りHPの割合が最も低い味方のHPをパールの防御力
4
%
+
80
回復する。
戦闘スキル
Lv.1
命繕
いのちつくろ
う
柔
やわ
らかな
光
ひかり
防御 | Energy Gen
30
「
爆笑の褒美
」を
15
獲得し、味方全体のHPをパールの防御力
6
%
+
120
回復する。さらに、残りHPの割合が最も低い味方のHPをパールの防御力
6
%
+
120
回復する。
必殺技
Lv.1
魂
たま
の
色
いろ
を
映
うつ
せし
明鑑
めいかん
サポート | 消費EP
180
/ Gen
5
「
爆笑の褒美
」を
20
獲得する。指定した自身以外の味方キャラ単体を「深層学習」し、そのキャラを「美学の底本」にする。
パーティに「愉悦」の運命を歩むキャラが1/2/3名以上いる時、「美学の底本」の行動順を
10
%
/
15
%
/
30
%
早める。パーティに「愉悦」の運命を歩むキャラが4名以上いる場合、「美学の底本」は
追加ターン
を1獲得する。この追加ターンが回ってきた時、「美学の底本」は「
爆笑の褒美
」を
30
、
爆笑ネタ
を
60
個獲得する。なお、これらは追加ターン終了時にクリアされる。
「深層学習」中、パールの通常攻撃「筆運び・断流臨模」は「筆運び・波頭描き」に強化される。「美学の底本」が「愉悦」の運命を歩むキャラの場合、通常攻撃「筆運び・断流臨模」は「筆運び・星月の幻造」に強化され、攻撃を行った後、追加で
30
%
分の
氷
属性の
愉悦ダメージ
を与える。この
愉悦ダメージ
は「美学の底本」のステータスを基に計算される。「深層学習」にはチャージが
3
あり、パールは強化通常攻撃を発動した後、チャージを1消費する。行動した後、チャージがない場合、「深層学習」は終了する。
天賦
Lv.1
砂礫
されき
を
呑
の
み、
命
いのち
を
磨
みが
く
防御
パールは「
爆笑の褒美
」を
防護値
として使用できる。「
爆笑の褒美
」1につき、
防護値
200
に相当する。味方がダメージを受ける時、パールは防護値を消費して味方の受けるダメージの
60
%
分を相殺することができる。パールの「
爆笑の褒美
」の継続時間に制限はなく、
50
まで所持できる。
味方の残りHPが
50
%
以下の時、受けるダメージ-
15
%
。
秘技
Lv.1
艶
つや
めく
真珠
しんじゅ
、
真作再刻
しんさくさいこく
サポート
秘技を使用すると、「美学の底本」を獲得する。キャラを切り替えると「美学の底本」は現在行動中のキャラに移る。次の戦闘開始時、パールは「
爆笑の褒美
」を
20
獲得し、「美学の底本」であるキャラを「深層学習」する。「深層学習」にはチャージが
2
ある。パールが「深層学習」できるのは自身以外のキャラのみ。
愉悦スキル
Lv.1
理性
りせい
の
描画
びょうが
、
愉悦
ゆえつ
の
脱構築
だつこうちく
サポート | Energy Gen
5
パーティに「愉悦」の運命を歩むキャラが1/2/3/4名以上いる時、味方全体は次に攻撃を発動した後、攻撃ターゲットに追加で
5
%
/
7.5
%
/
10
%
/
20
%
分の対応する属性の
愉悦ダメージ
を与える。
通常攻撃 ▼
戦闘スキル
必殺技
天賦
愉悦スキル
Lv1 ▼
Lv2 ▼
Lv3
Lv4
Lv5
Lv6
4,000
2
5
万物
ばんぶつ
の
洞察
どうさつ
パールの防御力が
2400
以上の時、自身の愉悦度+
32
%
。なお、超過した防御力
100
につき、さらに自身の愉悦度+
3
%
。超過した防御力は最大
3600
までカウントされる。パールの治癒量が自身の愉悦度の
20
%
分アップする。
A2
効果抵抗
+
4%
A3
愉悦度
+
4%
A3
感受性
かんじゅせい
の
許容差
きょようさ
「
爆笑の褒美
」を持つ時、味方全体の効果抵抗+
50
%
。味方のターンが回ってきた時、パールは「
爆笑の褒美
」を
5
獲得し、獲得可能な「
爆笑の褒美
」の上限が
50
となる。パールのターンが回ってくるたびに、獲得可能な「
爆笑の褒美
」の上限がリセットされる。強化通常攻撃または戦闘スキルを発動した時、味方全体の
デバフを
1
個解除する。
A4
防御力
+
7.5%
A4
速度
+
3
A5
効果抵抗
+
6%
A5
芸術
げいじゅつ
という
壁
かべ
戦闘に入る、または必殺技を発動した後、「美学の底本」が「愉悦」の運命を歩むキャラであった場合、そのキャラが次に必殺技を発動した時、パールのEPが固定で
90
回復する。この効果は累積できない。
A6
愉悦度
+
6%
A6
速度
+
4
Lv75
防御力
+
10%
Lv80
防御力
+
5%
Lv1
速度
+
2
A2
1
真珠
しんじゅ
、
海
うみ
の
余白
よはく
に
秘
ひ
め
パーティ内に「愉悦」の運命を歩むキャラが2/3/4名以上いる時、味方全体の愉悦度+
10
%
/
20
%
/
60
%
。味方がHPが0になるダメージを受けた時、
戦闘不能状態
にならず、即座に最大HP
50
%
分のHPを回復する。この効果は一度の戦闘で
2
回まで発動できる。
2
瞬間
しゅんかん
、
朝日
あさひ
を
切
き
り
取
と
る
味方全体の
愉悦ダメージ
が
15
%
上笑
する。必殺技を発動する時、パールおよび「美学の底本」以外の味方の「愉悦」運命を歩むキャラも行動順が早まり、必殺技による
追加ターン
が回ってきた時 に獲得する「
爆笑の褒美
」と
爆笑ネタ
+
100
%
。
3
速写
そくしゃ
、
大波止
おおなみと
まる
刹那
せつな
必殺技のLv.+2、最大Lv.
15
まで。通常攻撃のLv.+1、最大Lv.
10
まで。愉悦スキルのLv.+1、最大Lv.
15
まで。
4
解析
かいせき
、
謎
なぞ
めいた
微笑
ほほえ
み
愉悦スキルによる味方全体の
愉悦ダメージ
の倍率が、本来の倍率の
100
%
分アップする。
5
洞察
どうさつ
、
星夜感
せいやかん
ずる
筆先
ふでさき
戦闘スキルのLv.+2、最大Lv.
15
まで。天賦のLv.+2、最大Lv.
15
まで。愉悦スキルのLv.+1、最大Lv.
15
まで。
6
身体
からだ
を
以
もっ
て
命
いのち
を
解
と
く
「深層学習」中、味方全体の全属性
耐性貫通
+
20
%
。パールの強化通常攻撃は追加で
240
%
分の氷属性
の愉悦ダメージ
を与える。この
愉悦ダメージ
は「美学の底本」のステータスを基に計算される。
ストーリー
ボイス
所属
スターピースカンパニー
キャラクター詳細
星と月を彩り、万物を描き、そして忘れられた文明の遺産を再び輝かせる。
芸術の解析をきっかけに生まれた彼女は美の極致を追い求め、しかしその根底にある「存護」の色を決して失くさない。
洗礼を経た彼女が手にするのは、果たしてどんな「パール」だろうか?
ストーリー・1
キャラLv.
20
で解放
テーマ:『芸術』とは何か?
報告書番号:ART-ANL
-001
実行ユニット:P
-07
サンプル:絵画『月夜星』
報告日:████
一、分析対象
絵画『月夜星』には、
11
個の星が不規則な間隔に散らばり、巨大な螺旋状の星雲が形作られています。
与えられた解析のテーマに基づき、ワタシは「なぜこれが『芸術』と呼ばれるのか」を解き明かさなくてはなりません——そのためには、この作品を定量的なパラメータの集合にまで解体する必要があるでしょう。
二、成分分析
当該絵画の表面はややマットな質感を帯び、非常に細かな、波打つような筆致が見受けられます。
色の層は大変豊かであり、白ひとつとっても純粋な白ではなく、
1.3%
のコールドグレー、
2.1%
のコバルトブルーといった微細な点状の粒子の重なり合いによって、星空が持つ光学的な深み、その色合いを再現しているのでしょう。
……
こうした筆致の再現自体は、難しいものではありません。そこで、ワタシはある実験を試みることにしました。
三、再現実験
データに忠実に再現を行ったなら、その再現物はオリジナルと同等の芸術的効果を生み出すことができるはずです。
膨大な回数の浮動小数点演算を終え、ワタシは確信しました——一つひとつの要素はピクセル単位における誤差
0.1
%以内で、『月夜星』の形を正確に再現しています。
ですが『月夜星』の故郷——月衛の盾——の生存者を招いて再現した絵画を見せたところ、彼らはそれをじっくりと鑑賞した末に、一様に困惑を顔に浮かべました——
「なんだろう…なにか、足りないような……?」
「ここに描かれているのはたしかに故郷の星空のはずなのに、あの温もりが感じられない……」
……
鑑賞者たちは感覚的な部分で2つの絵の視覚的な類似性を認識しつつも、模写には「温もりが欠けている」という点で意見が一致していました。
ワタシは改めて、オリジナルの背景資料を見直しました。資料によれば、この『月夜星』は世界の滅亡後、画家が記憶を頼りに描いた故郷の光景だとあります。つまりかの画家が描いたのは、ただの客観的な夜空の再現ではなく、そこに感情の加えられた再現だったのでしょう。
「あなたは見た目をなぞるばかりで、画家自身や、彼らの描いた世界をまるで理解していない」——それが、鑑賞者たちによって与えられた批評でした。
四、結論
もし「芸術」が定量的なデータの中に宿るものであるのなら、ワタシの模写はオリジナルと等価であるはずでしたが——鑑賞者たちはそれを否定しました。
ワタシは引き続き、このテーマへの探究を継続します。今回の報告の中で、少なくとも間違った答えを1つ、排除することができました。これが、「理解」への重要な第一歩になることを願います。
ストーリー・2
キャラLv.
40
で解放
『月夜星』に描かれた空は、かつて実在した。
しかし、カンパニーの代表として、彼女が初めてその星に降り立った時、空には何もなく、ただ壊滅の爪痕が残るだけだった。
不規則に散らばる
11
の星、巨大な螺旋状の星雲、それらは跡形もなく消え去り、谷間から起こった風が灰を巻き上げ、彼女の足もとに広がるひび割れた大地を吹き抜けていく。
オムニックの女性は顔を上げ、初めて絵巻を仰ぎ見るように——ただ、その空を見上げていた。
芸術は文明に深く根ざすもの。1つの文明を修復できれば、芸術の誕生という神秘に触れられるのではないだろうか。
オムニックの女性は筆を掲げ、月夜と星々をキャンバスにして、大空へ世界の風景を描き始めた。
「失われた筆致を拾い上げ、文明の欠片を繋ぐ。それこそが諸世界再建計画——アナタたちの空に『月』と『夜』、そして『星』を取り戻すことなのです」
大気層再構築プログラムが実行され、成分比率を調整して、可視光スペクトルが完全に再現される。
「諸世界再建計画」財団はガーデン・オブ・リコレクションと手を結び、ガーデンの資料をもとに、彼女はこの壮大なプロジェクトの指揮を執ることになった。
第一夜、砕けた空は徐々に修復されて広がり、灰白色のキャンバスのようになる。
第百夜、
11
の星が螺旋を描きながら夜空へと浮かび、回転し、星々が残す軌跡が交じり合い、金色の渦を織り成す。
第千夜、
32
回目の日没のあと——空はついに、馴染み深いコバルトブルーとクロムイエローの色彩を取り戻し、生存者たちはその光景を前に涙した。
「かの画家は、かつて故郷の景色を忠実に描いてみせた。深い青の天幕は激しい螺旋のように渦を巻き、幾重にも連なる光の輪が、温かなさざ波のように広がっていた」
彼女は確かに、空を再現してみせた。それはまさしく本物の天穹であり、一度は壊滅し、そして再び宇宙へと繋がった星空だ。
けれどこの瞬間、その星空を見上げているのは画家ではなく、ただ1人のオムニックだった。
しかし、月衛の盾が築いた文明はすでに過去のものだった。たとえどれほど精巧に修復したとしても、それは時を刻み込まれた琥珀に過ぎない。
オムニックの女性は、光を取り戻した空を見上げる。永遠の静止が永遠の美を留める中で、彼女は自身の指先が「理解」の真髄にほんの少しだけ届いたような気がした——
「もしも、ワタシのしていることが単なる『再現』ではなく、『創造』なのだとしたら……」
ストーリー・3
キャラLv.
60
で解放
アハトピアが絵の中から引き上げられてから5ヶ月と
15
日後、彼女はその鋭い洞察力と寛容な文化政策によって、CEOの地位を確実なものにした。
オムニックの女性は人類の魂を慈しみ、そして二相楽園から湧き出る想像力に驚嘆することになる。
新たな絵巻と向き合う時のように、彼女は古き芸術から得たインスピレーションで、儚い文化を慎重に育んでいった。
大気の層を再構築するように秩序を再建し、その成分を調整するように規約を整える。
珠星グループは必要な秩序を確立し、境界線を定め、創造を健全な流れに引き戻した…グラフィエの創作の奥深さに触れ、漫画を読んで笑みを浮かべたとき、彼女は確信した。自分はこの場所を好いていて、もっと人類の文明を学びたいのだと。
天高く懸かった幻月が求めるのは、人々の願いと、たくさんの笑顔。そして、幻月はこう問いかけた。
「ねえパール、キミは『アハトピア』にどんな世界を創造したいの?」
オムニックの女性は筆を執り、自身をモデル代わりに、機械と幻想の融合、その原型を創造した。
「メカヨロイ参上!二相楽園の美しさは、我々が守る!」
メカヨロイは轟音を鳴らしながら工房を飛び出し、二相楽園の街並みを軽やかに駆け抜けていった。
「珠星グループ・クリエイター応援大会が無事に閉幕!優勝者の『二次元ホース』さんには、グループから漫画へのプロモーションが提供されます!」
自らが審査員を務めたその大会で、最後にオムニックの女性が心惹かれたのは、星の海を旅する可愛らしい生き物たちだった。
彼女は反壊滅同盟の設立を主導し、自ら架け橋となって各勢力を結び、暗流によって楽園の根幹が揺らぐことを防ごうと考えた。
星穹列車、仙舟、ハンター、レンジャー…彼女の導きで、いくつもの派閥が幻月遊儀へと集う。その計算に狂いはなかったが、それでも襲い来る災厄は誰の予想をも超えていた。
血塗られた遊儀が幾度も繰り広げられ、沈黙していたはずの獣の亡骸が再びざわめき、絶滅大君が絶望に火をつけた——
彼女は、笑うのをやめた幻月を見上げる。その目に浮かんでいたのは、千年前、グラフィエが楽園のために絵を描き上げようとしている、そんな光景だった。
いつかと同じ戦火、悲痛な叫び。かつてグラフィエがどのような思いで筆を振るったか思いを馳せる間もなく、気づいた時には人々を守るために、脅威の前に立ちはだかっていた。
筆を振るう瞬間、その胸にあったのは天地を錦にまで織り上げたいという願い。
データからは決して演算し得ないはずのロジックが、オムニックの心に湧き上がり——
気づいた時には、解析し続けてきた技術のことなど頭から消えていた。
ストーリー・4
キャラLv.
80
で解放
彼女は心に湧き上がった「衝動」を幾たびも分析し、見つめ直す——
それは「創作」の瞬間、すべてを掌握し、思いの丈を筆に込めるあの感覚。怒り、憐れみ、悲しみが入り交じるその感覚の始まりは、決して揺らぐことのない「存護」の意志だった。
かつて彼女は、模写と「真作」との間にある紙一重の差を埋めるために、何千何万というシステム時間を費やしてきた。
「あるいはそれは…心のままに筆を振るう、その瞬間にこそ、宿るものなのかもしれませんね」
アイデアは限界の壁を越え、彼女の前にさらなる可能性が広がっていく。
二相楽園を琥珀の中に封じ込めたところで、それは時間稼ぎでしかない。楽園を守り抜くには、彼女自らが打って出ることで、勝利を掴まなくてはならないのだ。
ごく自然に、ひと筆走らせるように。
カンパニーが獣の抜け殻を狙っていることを知り、彼女は生研院が長年ひた隠しにしてきた伏線を暴き出す。
危険で、それでいて魅力的な色彩。
朽葉…謎めいた出自を持つあの女性は、自らのルールを曲げてでも、冒険に挑もうとしている。
パレットナイフで塗り広げる、大胆で型破りな筆致。
上層部からの指示に従うのではなく、彼女は貪慾の災いが繰り返される、その可能性を根元から断ち切ろうと決意した——
そんなことが可能なのだろうか?
青写真を描き続けた無数の昼夜、彼女は冷却液に身を沈めることで、どうにか思考回路の過負荷を和らげていた。
計画の仔細すべて、そしてあらゆる失敗の可能性に思いを巡らせるたびに、彼女は無限の可能性に溺れ、恐怖と躊躇いを抱く。
それだけの価値があるのだろうか?
彼女は避難所に足を運び、駆け寄ってくる子供たちや、口々に感謝の言葉を伝える住民たちに視線をめぐらせる。
「パールさん!これ、パールさんのために描いたの!」
彼女は微笑んだ。
つたない絵の中に描かれた彼女は、巨大なメカヨロイとなって大きな両腕を思い切り広げ、街を滅ぼさんとする大怪獣の前に立ちはだかっていた。
天体階差機関が彼女に与えた、原初の問い。それはいまも、絶えず彼女の基底となるロジックとして繰り返されている——
「芸術」とは何か?
未だ、彼女はその確固たる答えを手にしていない。
しかしこの瞬間、彼女は思う。果たしてそれは、いまなお重要なのだろうか?
一粒の砂は幾度も包み込まれ、やがて真珠と成る。
「ワタシの『芸術』は、ワタシにしか描けないもの。ワタシという条件を必要とし——そうして初めて成り立つのが『創作』なのでしょう」
旅立ちの前に、オムニックの女性は「アハトピア」という鮮やかな絵巻を振り返る。
——そこでは、未だ形を持たないいくつもの未来たちが、彼女が最初のひと筆を振るうのを待ちわびていた。