キャラLv.40で解放
静かな夜、とある人けのない庭で、里帰りした妹弟子と向かい合って座る。
素朴な木製の卓の上には2杯のお茶。それから対奕に使う札が置かれている——どうやらそれは長いこと埃をかぶっていたようだ。
「竟天師匠のところへは、もう行ったの?」
「はい、すでにお参りしてきました」
「君が玉殿を離れた時、師匠は今日の運命をすでに見ていた。ねえ、私の提案を考える気はないのかな?ほら、懐炎には孫娘がいて、景元にも弟子がいる。もしいつか私が師匠と同じ道を辿ることになったら、君に後を継いでほしいの。これはお互いにとって、いいことでしょ?」
手に持った湯呑みがピタリと止まり、桃色の髪の卜者はわずかに眉をひそめた。
「…将軍になりはしたものの、それはただ役職が変わっただけのことです。どうしてあなたは性格まで変わってしまったのですか?」
「覚えている?師匠が昔よく言っていた——『運命の道は1つしかない』って言葉」
彼女は札へと視線を落とし、静かに集中する。やがて、過去の光景が次々と目の前に浮かび上がってきた。
帝弓の光矢が豊穣の忌み物を確実に消滅させられるように、瞰雲鏡が方壺に送られる前、竟天は彼女に玉殿の守護を命じた。
十方光映法界の中で、彼女は絶え間なく占いを続けた。しかし、方壺の戦いを覆す糸口は一度も掴めなかった。
そして帝弓の光矢が降り注いだ瞬間、星神の不可思議にして大いなる力により、射線上にあるすべては容赦なく破壊された。ただ、それが今日の希望を創り出したのも、紛れもない事実である。
しかし、彼女は理解している。ますます激しさを増す銀河の奔流の中では、仙舟の舵を取るのがさらに難しくなるであろうことを。
冗談の裏に隠された将軍の真意を、太卜は見抜いた。広大な仙舟同盟の中でも、それに気づいているのは彼女だけかもしれない…だが、それをおくびにも出さず、静かにお茶を一口啜った。
「では、あなたはどうなのです?仙舟「玉殿」に何を残すつもりで?」
彼女はすぐには答えず、ただ手にしていた札を出した。
「ほら、この手は読めた?」
「師匠は己の正しさを証明したけど、それはあの人が残したもの。私は…これから成そうとしていることを、数千年後の仙舟にこう覚えていてほしいの——」
彼女は微笑み、考え、そして次第に自信に満ちた表情へと変わっていく。
「『運命には、こういう道もあるんだ』ってね」
占い曰く——
有位に萃まるとは、志未だ光ならざる也。