彼は一目でその金器を気に入った、それを買い取ろうとしたその時、
狐族の少女が彼を店の隅に引きずり、呟いた。
「お客さん、夜になったらまた弊店にいらっしゃってください、その時に決めても遅くありませんよ」

その夜、彼は約束通り店に来た。
門を開けたのはあの狐族の少女、彼女は微笑みながら案内する。
「お客さん、こちらです」

一縷の月光が、皿の底に彫りつけられた花模様に刻み込む。
職人は線の深さで花弁の深浅を引いたのだ、月明かりの下でなければ、この一毫一厘は見出せない。

これを見て、彼は思い出す、この器物が「彫月裁雲」と呼ばれる所以を。

彫月裁雲ちょうげつさいうん

<ruby>調和<rt>ちょうわ</rt></ruby>調和ちょうわ
Lv.1/20
HP
43
攻撃力
21
防御力
15
0
0
0
0
0
0
0
Add to Planner
秘密ひみつ
戦闘開始時、および装備キャラのターンが回ってきた時、ランダムで効果を1つ発動する。この効果が発動されるたび、前回の効果を上書きする。同じ効果は連続で発動されない。効果は以下を含む:味方全体の攻撃力+10%、味方全体の会心ダメージ+12%、味方全体のEP回復効率+6%。同系統のスキルは累積できず、装備キャラが戦闘不能状態になると効果は解除される。
彼は一目でその金器を気に入った、それを買い取ろうとしたその時、
狐族の少女が彼を店の隅に引きずり、呟いた。
「お客さん、夜になったらまた弊店にいらっしゃってください、その時に決めても遅くありませんよ」

その夜、彼は約束通り店に来た。
門を開けたのはあの狐族の少女、彼女は微笑みながら案内する。
「お客さん、こちらです」

一縷の月光が、皿の底に彫りつけられた花模様に刻み込む。
職人は線の深さで花弁の深浅を引いたのだ、月明かりの下でなければ、この一毫一厘は見出せない。

これを見て、彼は思い出す、この器物が「彫月裁雲」と呼ばれる所以を。